雑草と野草の境は何だろう?

 道路や駐車場の片隅に生える”自然の草”、
 あるものはスグに引き抜かれ、あるものは大切に保護される。
 その境はどこにあるのだろう?
 
 これは?

 

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 今真っ盛りの芥子(ながみひなげし)、
 生命力が強いというか、隙間があればどこにでも生えてきて、オレンジ色のケシらしい花を咲かせる。
 一部には生態系に大きな影響を与える植物として危険視しているところもあるが、特定外来生物として法的に規制されている訳ではない。
 
 蔓延って仕方ないから抜き去りたいという気持ちも分からないでもないが、花が咲いている間は彩りとして貴重だ。抜くのはその後でも、きっと来年も同じ場所に花は咲くだろう。
 
 次は?
 
 
 どちらも名前は分からない。
 
 上は、最初にんじんのような、柔らかい葉が沢山伸びて来る。さぞや美しい花が咲くのかと期待したら、斯くの如き限りなく小さな花がチラッと咲く。
 これは葉の観賞用に!
 
 下は、二輪草や肥後すみれのような葉が沢山出てきて、これまた大きな花を期待したのだが、ピンクの可愛らしい花が付いた。もう一回り大きければ扱い方も変わろうに、
 やはり、葉を楽しむには形が変わっているので良いかも!
 
 これは?
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 ”昼咲き月見草”に似ているが”赤花夕化粧”、花の付く場所と葉が違う。
 でも、赤というよりピンクの目立つ花できれい。
 最初はハルジオンと同じような伸び方をするので、真っ先に抜かれるかもしれないが、
 
 
 邪魔と思えば”雑草”、
 綺麗と思えば”野草”、
 個人の気持ち次第なんだろうと思うが、
 自分としてはこのいずれも、新芽とか花で目を楽しませてくれている間は”貴重な野草”、その後は”雑草”