ドラッグストア、スーパーからポピドンうがい薬が消滅しているが、
TVでの山口教授の説明を見ていて、そう飛びつく内容ではないと思った。
実験はホテルで隔離されているコロナウイルス感染者41名で行われた。
そのうち15名は何もしない、25名はポピドンで1日4回うがいした。
その結果4日目に、唾液PCR検査でうがい組は陽性率9%、しない組は40%と差が出た。
それまでの間は大きな差は無かった。
まず疑問に思ったのは、
全くうがいさせなくても自然に40%に下がる。
では、水うがいしたらどうなったのか?
他のうがい薬だったらどうだったのか?
実は『風邪を予防するために、どんなうがいをすればいいか』というテーマの研究が既になされており、(2005年)
1)水でうがいをするグループ、2)ポビドンヨードでうがいをするグループ、3)特にケアをしないグループに分け、
その後60日間でどれくらい風邪をひくリスクが変わるかという研究、
結果、
水のみでうがいをすると、うがいをしないグループよりも風邪にかかる確率が下がったものの、
ポビドンヨードでうがいをするグループは効果が認められなかった。
このような医療者の中で有名な研究結果があるにもかかわらず、水でうがいをする組を設けなかったのは大いなる疑問!
しかも教授ご本人が云っているように「治療ではなく唾液中のウイルスの量を減らせば他人に飛沫感染させるリスクが減る」というだけの効果、
それなら、水うがい、うがい薬によるうがいでも充分にそのような効果が果たせるのではと思ってしまう。
ポピドンに固執すべきかは全く未知、それには実験が甘すぎる。
我が家のうがい薬!