「賞味期限切れ食品をいつまで食べられるか」の計算式?

 原題は、
  「賞味期限切れ食品はいつまで食べられるか」その答えを出す"ある計算式"
   https://president.jp/articles/-/46818

 消費者庁が賞味期限切れの食品について『食べきる目安となる期限』を設定したという。

 消費期限と賞味期限、
 消費期限はかなり注意しているが、たまに越えてしまうこともあるが、それは年代に依ってかなり違うかも、
 消費期限は元々かなり長いのでまず越えることはないが、この記事にあるように備蓄品については”置きっぱなし”になっているので発生したことはある。
 そもそも、消費期限と賞味期限のイメージは、

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 このイメージ図からは、賞味期限が来てからも、消費期限のように急激に劣化することなく、穏やかにダメに向かっていくように見える。

 ことの発端は消費者庁が食品ロス対策で目を付けた、中央府省庁の災害用備蓄食品計100万食が賞味期限切れで20万食が入れ替えられること、
 さまざまな縛りで捨てざるを得なかったのをなんとか解決したいと、5年備蓄された食品の検査を、

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 これらの結果を踏まえ消費者庁は賞味期限切れの食品について「食べきる目安となる期限」を設定、
 賞味期限はメーカーが品質をベストで保持できると検査などで確認した期間に、安全係数として0.8以上をかけ、期限を短くして安全や品質に万全を期しているので、生み出された計算式は、

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 最後に1/2を掛けるのがお役所の大いなる安全係数!

 災害用食品の賞味期限が3年なら、食べきる目安は3年(=36カ月)×10分の1×2分の1=1.8カ月となりおよそ2カ月。
 5年(=60カ月)なら、食べきる目安は3カ月、

 これを受け、国は4月21日、災害用備蓄食品の有効活用についての「申し合わせ」を公表しました。
賞味期限までの期限がおおむね2カ月以内の食品については、売払い手続きを経ずに、フードバンク団体や子ども食堂等に対して無償提供、寄付できるというルールに、さらに消費者庁が考えた「安心して食べきる目安となる期限」も併せて伝えることにし、フードバンクなどの団体は2カ月+2〜3カ月の間は、安全に提供できるよう!

 この目安計算式を一般家庭で利用するには、

 加工食品は必ず、保存方法が表示されているので、流通段階も想像して大きな問題がなく保存できていそうなら、消費者庁も用いた安全係数の考え方を適用、最後の1/2は自分の判断で、

 このような「食べきる目安」係数が出来ていたとは、
 なにも計算式などと云わず、賞味期限の1割程度の内に食べきれば良いということだ!!!