気になっていたこと、「コロナ飲み薬「ゾコーバ」はなぜ緊急承認見送り?」

 コロナに効く飲み薬がもっと普及すれば、コロナ感染の全数把握放棄、無症状者の外出OKみたいな「大胆施策」を打ち出さなくても済むだろうに、塩野義の「ゾコーバ」が緊急承認されて世の中の気持ちが和らぐのかと思ったら、継続審議になってしまった。

 その経緯について触れたのがDIAMONDonline記事、

  コロナ飲み薬「ゾコーバ」はなぜ緊急承認見送り?
   https://diamond.jp/articles/-/307176

 その中に、今既に承認済みの治療薬が8種類もあることが、

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 そんなにあるとは知らなかった。
 色々と勉強になるのだが、

 ゾコーバはウイルスのコピーの準備段階で働く酵素を機能しなくすることで、ウイルスの増殖を抑える効果がある、軽症段階での飲み薬
 すでにコロナ治療薬は複数あるため、ゾコーバにはそれら以上の効果や安全性の高さ、患者の服用のしやすさなどの「新たなメリット」が求められた。
 治験時のプラセボ(偽薬)との比較で、効果の明確な有意差が示せなかった。そのため現時点では効果が不十分と判断された。
 ゾコーバは、基本的に安全性について大きな懸念は認められなかったが、
  ・妊婦が服用すると赤ちゃんに異変が生じるリスク
  ・コロナ以外の高血圧症や糖尿病といった複数の疾患の治療薬を服用する機会がある患者に投与しにくいのではないか

 緊急承認するかどうかの審議で「新たなメリット」を要求?
 今これだけの大感染が起きているときにナゼ?と思ってしまう。
 
 この記事には、これまでにコロナに効くのでは?と世間を賑わしていた薬についても継続審議になっていることが紹介されていた。

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 アビガンもイベルメクチンもある。
 これらがもっと早く世の中に行き渡っていたら、今の事態はどう変わっていただろう?

 「緊急承認」の中で「緊急性」をもっと優先してもらいたいものだ!!!!!