マンションの変圧器交換が行われた。

 これは東電側から、年数が経ったので新品と交換したいという申し入れがあったもの、もちろん無償、

 そもそもマンション専用の変圧器が設置されていることすら知らなかった。
 全体を見渡す限りその様なものは無い。てっきり電柱のトランスから電気を引いているのかと思っていた。

 調べてみると、マンション全体で50Kw以上の使用量がある場合は専用の変圧器を設置する義務があるらしい。

 ではそれは何処に?

 たまたま交換に来ていた東電の方に聞いたら、マンションの電気室の奥にあるのだとか、
 電気室とは書いてあるが、配線の分岐版程度しか見当たらず、普段は清掃用具とか各種保管品の倉庫になったいる。

 電気室奥の扉の鍵を開けて中を覗かしてくれたら、
 思った以上の広い空間があり、そこに三つの変圧器が並んでいた。

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 手間の一番大きな変圧器は500Kg超、各戸に電気を送るためだとか、
 奥の二つは100Kg超、水道のポンプを動かす動力用電気のため、今回はこの二つを交換する。

 どうやって100Kg超の変圧器を狭い空間から引き出し、新たな変圧器を引き入れて設置するのか興味はあったが邪魔してはいけないと思って遠慮した。

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 クレーンの付いたトラックの荷台には、二つの新品の変圧器が鎮座していた。

 作業は1時間程度で完了したそうだが、実はその間マンション内の水道がストップした。
 各戸、事前の準備をしていたようで特段の問題も発生しなかったとか、

 自分はその間、あえて外出した。