頭痛のチェックシート、怖い例外もある!

 Nikkeiのサイトに”頭が痛いとき、どうする? -症状見極めチェックシート-”なるものが載っていた。
 頭痛もちの自分としても、常に気をつけている事柄がチャートになっている。
  
 記事の中身に入らなくとも、このチャートだけで大筋の理解は出来る。
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 これらのチャートで仕分けできるケースが確かに大半なのだろう。
 
 でも自分は、ここには載っていないケースにも遭遇している。
 前提として、偏頭痛持ちである。
 全体的な視力が落ちてきたり、視界の一点が見えづらくなったり、光ったりした後、ギザギザの線が徐々に長くなりつつ視界の外に広がって行き、収まる。もちろん可能な限り発作に気付いた時点で市販の頭痛薬を飲む。大概はそれで治まるが、薬を飲む時期が遅れると頭痛は直らないし、ひどい場合は吐き気を催す。
 そういう状況がある中で遭遇した二つの事例、
 
その1
 風に吹かれたり、冷えた場所にいるときに気付かぬうちに体温が下がってしまっている場合、
 偏頭痛と同じような症状を呈するが、目の中のギザギザが現れない。しかも頭痛薬は一切効かないで、時に脈動に合わせて頭痛がしたりし、吐き気も、
 いち早く身体を冷やしてしまったと気付くべきで、とにかく身体を温める事、布団を被って寝られればそれが一番!
 
 その2
 偏頭痛ににた症状だが、目の中のギザギザは無し、さほど強烈な痛みではないが立っているのが難しいくらい貧血のような意識の薄れる感じ、頭痛薬は効かない。
 このケースの場合は、金曜日の帰路の地下鉄内で起きた。だがそのときは偏頭痛の強烈版かと思いつつ、土・日と微かに頭痛はするものの、ほぼ普段どおりの生活を、月曜日どうしても頭痛が治まらないので脳外科の専門病院へ、
 そこでCT・MRI検査を受けた直後、車椅子に乗せられ即入院、病名は「くも膜下出血」、
 
 このチャートでは”くも膜下出血”は突然に襲う強烈な頭痛となっている。だがおそらく出血が少量の場合には自分のように、偏頭痛かと誤るような中程度の痛みで意識もしっかりしているケースも起こり得るのである。
 
 この件があって以来、自分は今起きている頭痛が、単なる偏頭痛か、冷えか、重篤なケースか見極めるようにしている。
 ”くも膜下”とは想像だにしなかったケースが自分の身にも起こりえるのだと、経験して初めて常にアンテナの中に入れておくべきだと認識した。