クエンティン・タランティーノ監督の8作目は”Hateful Eight" 、
確か第1章から第6章まで分かれていたと思うが、章が進むにつれ登場人物の関係、人数が増えていき、ミニーの服飾店で8人になるのかが説明されていく。
舞台は南北戦争が終わった後の、ワイオミングの雪の中、
賞金稼ぎのマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)が主人公のように見えるが、同稼業のジョン(カート・ラッセル)もかなり中心的な役割をしている。ジョンの捕らえたデイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)は賞金1万ドル、生死は問わないのだがジョンは絞首刑を望んで生け捕りにしている。
駅馬車の御者J.O、保安官を名乗るクリス、絞首刑執行人オズワルド、南軍の将軍サンディ、店番ボブ、牧場主ジョーの8人が舞台劇さながらにミニーの服飾店で絡み合う。
ジョンは5人の中に、デイジーを逃がそうとする仲間がいると疑っている。
本当にいるのか?
謎解きとともに、次々と死人が出ていく。
そこに至る前で、途中で見るのを止めようかとも思ったのだが、黒人と白人の対立、南軍と北軍の対立、正義論等々、繰り広げられる会話についつい最後まで見てしまった。
殺し合いなので、そうそう楽しい映画ではないうえに、167分と超長い!「4-」
なお、チャニング・テイタムが重要な役割で出演している。彼を加えると"Hateful Nine"になるのだけれど、8作目だからEightでイイのだろう。