4Kテレビで地デジを見ていて思ったこと、

 それはアナログ放送がデジタル放送に切り替わった当初の現象に似ていると、
 特にそれを思うのはCMを見ているとき、
 
 かつて放送は4:3の画像だった。それが16:9になっても、以前ぼやけた4:3のCMを流している会社が沢山あった。
 時が経つにつれ、それが全て16:9となる頃には地デジ放送全般の画質も技術も向上し、BSデジタル放送との画質の違いが分からないほどになった。
 もちろんハイビジョンTVそのものの性能向上もあってのことだと思う。
 
 そして今、地デジ放送を4Kアップコンバートして見るテレビの映像は4Kには劣るが、その精細感、コントラスト感はかなり上質だと思う。
 ただ、場面によりその4Kぶりに違いがある。これまたCMの場合にそれが顕著に現れるのだが、
 その要因は、元となる映像をハイビジョンで制作しそのまま放送しているか、4Kで制作しハイビジョンにダウンコンバートして放送しているかにあるのではないだろうか?
 
 これは少し古いブログの記事だが、プロの映像スタッフが書いたものにその違いが画像として示されている。
  ”『4K→FullHDのダウンコンバート』画質を比較検証してみた!”
 
 ブルーレイビデオでも4Kからダウンコンバートしたものの方が映像が綺麗だとされている。
 CMの与える印象は映像が鮮やかで精細のものとそうでないものとでは随分と違うと思う。制作費にどれだけの差があるのか知らないが、CM担当の社員は須らく4Kテレビで自社のCMを見るべきだ。
 
 12月から始まる4Kの本放送、まさかハイビジョンのままのCMを4K放送に流す会社は無いだろうと信じたい。