珍しくポーランド映画を、
ツタヤで5本のまとめ借りをするときに、どうしても「ジョーカー」を借りる気になれなくて迷った末に選んだのが評判の良い「Cold War」、
先日のTBSラジオの朝の番組で精神科医和田秀樹さんが、前頭葉を活性化するには”いつもと違う分野”にふれることがイイと話していた。
この映画”Zimna wojna/Cold War”はそれにピッタリだろう。
舞台は1949年のポーランドから始まる。なんと久しぶりの白黒映画、
国策で民族舞踊団を養成しようとした時、ピアニスト・ヴィクトルと応募したズーラが共に惹かれる。
公演旅行で東ベルリンに行った時、ヴィクトルはズーラを誘い亡命しようとするが、彼女は待合わせの場所に来ず彼だけがフランスへ、
数年後パリ公演で再開、・ ・ ・
行ったり来たり、二人のめぐり会いが繰り返される。
ポーランドの民族音楽からRockAroundTheWorldに至るまで様々な曲が、中でも民族舞踏団の歌と踊りは見事だ。
カンヌ映画祭、ヨーロッパ映画祭で賞をもらっているよだが、まさにフランス映画的な作り、それが受けるのだろう。
これで前頭葉が刺激されたかとも思えない。晴れやかな気持ちに成れなかったからだろう。 評価「3+」