エレーベータが壊れても、水道の貯水タンクが壊れても、階段がずれようが、主要構造部では無いので一銭も出ない。
では主要構造部とは何かというと、マンションの構造様式によってこれまた異なるようだ。
ラーメン構造: 柱(柱はり接合部を含む)、はり
壁式構造: 外部耐力壁、外部壁ばり
壁式プレキャスト構造: 外部耐力壁、外部壁ばり、プレキャスト鉛直接合部、プレキャスト水平接合部
中高層壁式ラーメン構造: 長辺方向は、柱(柱はり接合部を含む)、はり、短辺方向は外部耐力壁、外部壁ばり
壁式構造: 外部耐力壁、外部壁ばり
壁式プレキャスト構造: 外部耐力壁、外部壁ばり、プレキャスト鉛直接合部、プレキャスト水平接合部
中高層壁式ラーメン構造: 長辺方向は、柱(柱はり接合部を含む)、はり、短辺方向は外部耐力壁、外部壁ばり
しかも、その壊れ方の判定にも難しさがある。
これら被害状況のパーセントを積み上げて、被害認定を行う。
問題となっているのは、半損と一部損が被害認定差1%で決まり、補償額には10倍の差があること,
従って、被害認定がどう行われたか、見落としは無いのか、透明さが今一のようだ。
被害が少ない構造だけに、20%未満の被害だったらたった5%のお見舞金しか出ないのだ。