シカゴの中心地の西側、ミシガン湖に接するグラントパークの街側寄りに巨大なシカゴ美術館がある。
入口ではライオンが左右に立っている。
美術館の前には何台もの黄色いスクールバスが駐車し、生徒たちがぞろぞろと降りてきた。
正面入り口を入ってすぐ右側に日本コーナーがあり、歌麿を中心にした浮世絵が多数展示してあった。その保存状態のよさ、色合いの鮮やかさはこれまでに見たことがないくらいに素晴らしかった。
日本の仏像や欄間なども飾られている。
部屋はそのまま中国コーナーに続き、アフリカ、アメリカ、古代、中世、ヨーロッパ装飾等々、よくぞこれだけ集めたなと思うくらい、多方面、多種類にわたっている。
ヨーロッパ絵画も、ミレー、マネ、モネ、ルノワールなどなど、これまた凄いとしか云えない!
会談の先のほうに、学校の美術で必ず勉強するスラーの「グランドジャット島の日曜日」がちらっと見えたのだが、ちょっと用を足しに地階のレストルームへ、
そこを出たところに今度は「ミニチュア美術」の部屋があった。
実はコレも素晴らしい作品で、だいたい大きな部屋の他に右側か左側、奥などにもう一部屋とか庭とか風景が作られていて、それも本体と同様精巧に出来ていた。
調度品、美術品、絨毯、壁、すべてに実物と同じ素材、形状を採りいれており、驚くしかなかった。
そのような部屋が、一体いくつあったのか、10や20ではない。本当に良く出来ている。ここだけじっくり見るだけで一日がつぶれるかも知れない。
広すぎて、中身が多岐に亘るので、まだ半分くらいだろうか、今日のところはここまで、後日改めて訪れることにした。