映画「ザ ホスト(The Host)」

 ガタカの監督がトワイライト・シリーズの原作者の作品を映画化したもので、異星人に乗っ取られた人間との”絆”を描いたもの。
 
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 異星人は、というより異星人の魂は白いイソギンチャクのような浮遊する物体、それが人間の傷口から入り込み肉体を乗っ取るが、もともとの肉体=HOSTの魂も残っているので、頭の中ではいつも葛藤がある。
 ヒロイン メラニーの場合、声に出せるのは異星人(ワンダ)、でも肉体の動きは完全に乗っ取られていない。そしてメラニーにワンダも同情していく。
 
  人間狩りをするシーカー(捜索者)たちは一様に白づくめ、車もオートバイもヘリコプターも金属の地金使用の金ぴか、ガタカを思わせる。
 執拗にワンダーの行方を追うのはダイアン・クルーガー演ずるシーカー、異星人の特長である瞳孔がリング状に光り輝いている為、最初は彼女とは気づかなかったが、
 
  面白い設定であり、異星人の魂もさまざま、強いもののあれば弱いものもある、それが人間の魂を完全に支配できる場合もあれば、そうでない場合もある。
  
  この白いモヤモヤっとした物体、この映画では異星人の魂として扱っているが、形はともあれ、人間も魂が宿るというように、同じように宇宙か、異次元を浮遊するモノが入り込んでいるのでは?
 
  これから地球がどうなるのか、
 
  そう考え込む映画では無いし、トワイライト・シリーズのような恋愛も絡ませ、素直に見られる作品だった。(3+