実際見ても、137分の中で笑顔になれたシーンは幾つあっただろうか、
主人公リーの兄の死で故郷に戻り、カットバックで明かされる過去は暗いし、悲惨だし、悲しい。
兄ジョーの息子パトリックの後見人となるよう遺言で指名され、二人の関係が、・ ・ ・
ボストンでアパートの便利屋の従業員となって生活しているリーは住人のサンドバッグ状態。
別に彼が悪いわけではないが、金を出して物を頼むとなんで命令口調になり不満ばかり連ねるのか、弱者と強者の違いを見せ付けられ、そこから暗い気分で映画を見始めることになる。
果たしてパトリックはボストン大学を目指すのか?
二人の関係が微妙に変化しつつあるのが救いだった。
なんとなく考えさせられるし、共感も出来るし、同情も出来る。
それだけ見事な「脚本」だったと云うべきなのだろう。
でも、暗すぎるな!!! 。「4」