ベランダにある少し変わった葉、
どういう訳かこれらの葉を見ていると気分が安らぐ。
その後ろにあるのは、独特の白っぽさを持った”ユーカリ”、このウチワのような葉は普段見る形と違っていて目を惹く、さらにこの中間色も不思議だ。
最初は緑色が濃かったのが、成長するにつれ落ちついた白っぽさでカバーされる。
ユーカリとしての特別の理由があるのだろう。
その右手にある、クルクルと捩じれたような葉を付けているのは”ベンジャミン・バロック”、
芽吹きの最初から丸まっているのが不思議だ。
ベンジャミンの仲間だから葉っぱはシッカリしている。しかも緑色が裏表とも濃い!
この不思議さに見とれてついつい”どうしてだろうなぁ!”と思ってしまう。
その後ろに、さやさやとした葉を付けているのが”シマトネリコ”、
新しい家々の定番的樹木になっている。
この葉は風が吹いてくると、葉の一枚一枚というより枝全体がゆったりと揺れるのがイイ、
緑の葉を見ていると癒されるのは何故だろうと思うが、たぶん解明されていないだろう。
なぜ緑色に見えるのかは「チコちゃんに叱られる」でやっていたように思うが、葉が太陽光線の緑色成分を反射しているからだという。でも太陽光の中で最も高エネルギーの緑色をあえて反射しているのかは説明していなかったように思う。
これについては東京大学の寺島先生の説明が参考になるが、要は葉緑体で光エネルギーを化学エネルギーに変換する効率が低いので、敢えて高エネルギーの緑色成分が一気に入って来るのを抑え、20~30%は反射させ残りの80~70%は葉の中で何度も反射させつつ葉緑体に送っている。青とか赤の成分は90%が吸収されているというから、その差で葉の色が緑色に見えるということなのだろう。
癒されるというのは、この緑色の高エネルギーが何か脳に特別な働きをしているのではないだろうか?
特に艶々した輝く濃い緑色は、見ていて元気が湧いてくる!