映画「グリーンブック(Green Book)」 評価 5

 アカデミーの作品、脚本、助演男優賞を貰った、”ぜひ観たい映画”の一つがコレ、

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 ストーリーは、自分の流儀には反するのだが、アカデミー賞の受賞作品紹介でついつい見てしまって、かなりの部分知ってしまっていた。
 だから、それ故にか、天才黒人クラシックピアニスト:ドクター・シャーリーとトニー・バレロンガの打ち解けて行く様が面白かった。

 興行収入が三分の一にもなるのに、敢えて黒人差別のある米国南部のツアーに出向くシャーリーの気持ちが段々と分かって行く、1962年当時にこれほどあからさまな差別が当然のこととして許されていたことを初めて知った。

 それほど重い内容なのに、この映画は暗く無い。むしろ笑わせてくれる、そして共感させてくれる。
 作品賞、脚本賞を受賞する作品だけのことはある。残念ながら主演男優賞はボヘミアン・ラプソディーに行ってしまったが、主演・助演男優賞両方が獲れてもおかしくはなかったと思う。 評価 「