ハリソン・フォードと犬の冒険物語、しかも未知のアラスカ、
ということで期待して借りてみたのだが、
ソーントンは妻と分かれて息子の足跡を訪ね、金鉱探しに湧くアラスカに、
主人公の犬のバックは判事の飼い犬だったが、アラスカでソリを牽く犬が高値で売れるということで犬泥棒に盗まれる。
野生の呼び声に呼応するのは、実はソーントンではなくバック、
1903年に出版されて以来6度目の映画化(1908, 1935, 1972, 1997, 2009, 2020)、今回はディズニーの作品になる。
どこかのタイミングで観ているのだろうか、記憶は全くないが、
原作があるだけに全体的に丁寧に描かれているが、紀行文のような平坦な流れになってしまった。
あえて今、ディズニーが映画化する意味はどこにあったのだろう?
「名作」を読まない世代向けに紹介する為?もったいない気がするが、
実は自分としては後味はよろしくない! 評価「4-」