"新幹線「運転中のトイレ衝動」どうすべきだったか?”、

 東洋経済Onlineの記事だが、
  新幹線「運転中のトイレ衝動」どうすべきだったか 体調不良によるトイレは認められているが…
  https://toyokeizai.net/articles/-/432431

 自分が最初TVのニュースで報道された時、”何故停車しなかったの?”と思った。
 報道によれば、運転室に呼んで一般車両のトイレに行ったそうだが、

 この記事の中では、新幹線の乗務経験と総合指令所での運行管理経験を持つベテラン社員の意見を載せていたが、
 1.なぜ小田原で用を足さなかったのか?
  ひかり633号は品川、新横浜、小田原、名古屋、岐阜羽島米原、京都に停車し、新大阪に10時27分に到着予定。
  小田原出発は定刻の8時7分。そこから名古屋まで約1時間はノンストップ。トイレ衝動が起きたのは小田原発車前のこと。

 運転手はトイレ衝動を甘くみていたのかな?まだ大丈夫、持ちこたえられるだろうと、

 2.なぜ運行を管理する指令に「トイレ衝動」を伝えなかったのか?
  乗務員規定には「体調不良などやむをえない場合は“乗務員疾病”という項目がある。
  乗務員が勝手に列車を止めると完全に乗務員のミスになるが、乗務員規定に基づいているのであれば、
  列車がたとえ10〜20分遅れたとしても、乗務員の責任にはならない。

 指令に全く伝えないで自分の判断で車掌に頼ったのは、ルールを知らないか、遅延を恐れる体質か?(JR西日本を思い出す)
 はたまた、短い間ならバレナイと思ったのか、車掌がいるから万が一の見張りはいるし、
 (今回はたまたま指令からの問いかけが、トイレ離席の間に来てしまった!!!)

 JR東海では「車掌長800人のうち500人が運転士の資格がある」という。
 もし今回のケースでその車掌が運転資格を持っていたら何も問題は起きなかった。
 飛行機の運航では、幸いにも機長と副操縦士の2名編成なので、万が一のフェイルセーフは備えられている。
 飛行機とスピードを競う新幹線であるなら、フェールセーフはもっと充実した方が良いと思うのだが、

 この記事を読むと、どうやら運転士の判断が悪かったようだ。
 ちょっと怖い気もする。