夕方のこと、マンションの階段に蝉が転がっていた。
生まれたてなのか、弱って飛んでいるうちに落ちたのか分からない。
どこかに逃がしてあげようと、足の部分に指を差し出すと弱弱しくも掴んでくれた。
蝉の止った指を胸の高さに上げたまま、階段を登っていると、蝉の止っている人差し指の平の部分がチクッと痛んだ。よくよく見ると、口吻をまっすぐ伸ばして指の腹に刺しているではないか!今時の蝉は血も吸うのか?
蝉におしっこを引っかけられることはあっても、刺されたことはなかった。指にも刺すということは相当にお腹が空いているのかな?
反対側の手で蝉の背側から両脇を挟んで玄関先のカボックの幹に止らせてあげた。たぶん同じように口吻を伸ばして樹液を吸うことだろう。
ライトで照らしながら撮ってみたが、何となく口吻を伸ばしているようにも見える。羽が透明だからクマゼミだろう。元気になって明朝には飛び立ってくれるとイイが!
昼間、ジョイフル本田のガーデンセンターで蝶々が綺麗に羽を広げながら蜜を吸っていた。
何の花か調べなかったが、余程気に入ったのかカメラを至近距離に近づけても逃げることなく、吸い続けていた。
季節は秋色、日米とも台風には注意しなくては!