簡単にひっくり返るものだ、背面飛行のANA機

 でも、大きな事故につながらなくて本当に良かったと思う。
       
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 原因が、ポカミスそのもの、トイレから戻った機長の為にコックピットのドアを開けるレバーの積りで、10㎝右上の方向舵のレバーを捻ってしまったことにある。
 それだけで1900m落下するとともに、斯くも一瞬に背面飛行になってしまったことに、ジェット機操縦の怖さを感じる。
 
 機体の立て直しを図ったのが、件の副操縦士であったというが、偶然なのか腕が良いのか見事に戻ったものだ。かなり厳しい状態だったと思う。
 その時、トイレから戻った機長はドアが開かないまま、恐怖を覚えながらコックピットの前で転んでいたのだろう。
 
 兎にも角にも、けが人は出たものの大惨事にならなかったのは良かった。