クラブツーリズム「からだに優しいトルコ10日間」 3 ギリシャ・サモス島

 第4日目 (サモス島へ)
 
 このツアーの特長の一つが、トルコだけでなくエーゲ海クルーズ?をして隣の国ギリシャのサモス島に行くこと、勿論イミグレーションを通る。
 
 イズミールのホテル出発が07:30、バスで115Km離れた港町クシャダスへ、
 
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 この真っ白な船に21+2人の乗客では、迷子になってしまう。 
 このような大型船が3隻接岸していた。彼らのお目当ては、ここから近いエフェソスのアルテミス神殿跡、そこに我々は翌日訪れる。
 
 我々の乗った船はこれ、迷うことは無いが100人近く乗れる船の貸切だ。
 
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 サモス島でまず寄ったのがお土産屋さん、現地ガイドの女性が面白いものを見せてくれるというので、
 
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 初めて見たのだが、「ピタゴラスカップ」と云われるもの。
 労働者が平等にワインを飲めるようにとピタゴラスが考案したカップで、カップの中にある金色の線までワインを注ぐ分には問題ない。ただ、欲張ってその線を超えると、中身は全て底から抜け出てしまうという、摩訶不思議なカップなのである!
 真ん中の白い突起に秘密がある。作るのが大変だと思うが良く出来ている。
 
 この店を案内してくれたのが、このグラマラスな女性、満面の笑顔がとてもイイ!
 
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 まず最初にこのバスで訪れたのは、紀元前6世紀に造られた山を通貫する地下導水路のトンネル。エフパリノスという技師の手によるもので、両方から1.36Kmを掘り進んで僅か1m程度の誤差しかなかったというから、当時としては最高の技術だったに違いない。
 
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 山の中腹にある建物の中に、トンネルに向かう狭い階段がある。
 
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 数十メートルほど行って戻って来る。行きたければ、多分山の反対側に出られるだろう!
 
 バスが次に向かったのは、ギリシャ神話に出てくるゼウスの実姉であり妻でもあったヘラを祭る神殿跡Heraion、
 
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 1本だけ石柱が建っているのだが、これは復元したものだろう。神殿自体はかなり大きいものだが、その一部しかうかがい知ることは出来ない。
 
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 この図中央の黒い実線部分が上の写真に相当する。草原の下にはもっともっと沢山の遺跡が埋まっているのだろう。
 シーズンオフに入るせいか、訪れていたのは我々と数人の外国人、勿論自分たちも外国人だが、
 
 次に向かったのが、このヘラ神殿跡と対となって世界遺産となったピタゴリオ湾、
 
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 この海の色がなんとも言えない美しさ、小さな湾だが小型船とヨット、漁船などが係留されていた。
 
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 レストランでカジキステーキの昼食を食べた後しばし休息、人通りも少なく我々が独占したようなもの。この穏やかさは堪らない!
 
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 この一列に並んだお行儀の良い二匹の猫は、着いたばかりの漁船からお土産の魚を待っている。序列もあるのだろうか?
 
 街中を散歩してみると、妙に落ち着いた雰囲気の路地が、
 
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 石畳、白と薄橙色に統一された壁、木々の緑、でもそれだけではない。木の幹が半分ほど白くペイントされていて、窓の下の線とバランスされているのだ。
 
 このサモス島一応ギリシャではあるが、それも東端ギリギリ、だから海を挟んだ向う側はトルコ、一番狭い海峡は750mしか離れていないそうだ。
 
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 この写真の手前はギリシャ、海を挟んで向う側はトルコ、
 
 再びクシャダスに貸切船で戻って、バスでもう一度イズミールへ、
 夕刻にイズミールに着いたが、ここで昨晩雨で中止となった馬車に乗っての海岸道路散策!
 自分の乗った馬車は2頭立てで4人乗り、
 
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 石畳の海岸道路をチャッカチャッカと蹄の音を立てながら、結構上下動しながら片道15分程度を往復した。後ろに続く自動車は追い抜くことも出来ず、馬車のスピードに合わせるだけだ!
 
 このツアーは色々な乗り物に乗せてくれる!
 
 明日は、エーゲ海クルーズ船の乗客がお目当てのエフェソス遺跡観光だ!