そのような指標があることを知ったのは、今回の国王夫妻の日本訪問がきっかけでマスコミの報道があったからだ。そうでなければ、一部の人々にしか理解されていなかっただろう。
ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王とジェツン・ペマ王妃のにこやかな姿を見ていると、なにかこちらまで幸せになったような気がする。それはお二人の幸福度が高いことの表れだろう。
①Living Standard, ②Cultural Diversity, ③Emotional Well Being, ④Health,
⑤Education, ⑥Time Use, ⑦Eco-System, ⑧Community Vitallity,
⑨Good Governance
9つの項目を計数化し国民総幸福量を算定するそうだが、日本がどうなのかあまり詳しいデータはないようだ。
何年のデータか手法も分からないが、イギリスのレスター大学の社会心理学者の算定によれば、世界の国別の幸福度は、
ブータンでこの指標を調査したのは、国民の幸せを目指す政策に取り組むためであり、国民の物質的な豊かさだけでなく精神的な豊かさも尺度に入れて、改善を図って行こうとする姿勢には羨ましさを感じる。
そして、自らも振り返って「家庭総幸福量」を算定してみる必要がありそうだ。