ソニーらしさがまた一つ消えて行きそうだ。
夢のTVと囃された有機ELTVが「有害サイトへのフィルタリング機能に対応していない。」という、実しやかな理由で国内での販売を在庫限りで生産中止する。
超薄型でコントラスト比100万:1以上という、至近の高画質プラズマTVを下敷にしてしまったような性能を持っていた。
フィルタリング機能など、ソフトの問題でいか様にでも対処できるだろうに、外部的要因と装う必要などさらさらない。
技術的に大型化、劣化対策が、価格競争力についていけないと云っても、少しもソニーを貶めたりしないだろう。なんとなれば、他社は当の昔に諦めていたのだから。
東芝・キャノンのFED TVも特許問題でゴタゴタしているうちに沙汰止みになってしまった。権利を主張したがばかりに技術的進展が途絶えてしまったのは想定外だったかも知れないが、勿体無い話だ。
有機ELTVがプラズマTVに対抗できる性能と大きさで戻ってくることを期待したい。