ある高齢者の1日の献立例、
「朝食に 「生野菜のサラダ」「コンブ巻き」、
昼食はパン、
夕食には「焼いた鶏肉」「キノコのサラダ」、
健康を考えて炭水化物は太るからご飯はあまり炊かず、牛肉の場合は脂分の少ない赤身を選ぶようにしている。 」
この献立を見て、健康的で炭水化物控え目、脂肪にも気を付けている結構良いのでは?と思ってしまった。
でも、専門家に云わせれば、
「野菜は取れているが、タンパク質が少なく、炭水化物などの糖質が取れていない。今は大丈夫でも、このままでは摂取エネルギーが足りずに元気がなくなってくる」
「肉や魚などの動物性タンパク質のほか、脂質やコレステロールも大切な栄養素。高齢になると消費エネルギーは少なくなるが、タンパク質やビタミン・ミネラルなどの必要量は変わらないのできちんと摂取してほしい」
等々、これまでの物言いとは少々異なる見解が示されている。
「脂質、コレステロールは控え目に」ではなく、大切な栄養素と認められている。もちろん肉や魚などの動物性タンパク質もきちんと摂取して欲しいと!
最近、高齢者の食事の在り方について、エネルギー量の絶対値は減るものの、動物性タンパク質もしっかり食べるようにという論調が増えてきているように思う。
健康診断の平均的な基準値との兼ね合いもあり、一体どこに向かって行けばよいのか混沌としてきた!