ドロミテの旅 8日目(最終日) ベネチア

 ドロミテの旅の最終スポットがベネチアというのは意外だが、一度も行ったことが無かったので自分としては良かった。
 今回のツアーはカタール航空を利用した南回り線なので、ミュンヘンに入りベネチアから抜けていくというのは毛色の選択としては良いと思う。
 
 ベネチアへは橋がかかっているので、その気になれば歩いてサンマルコ広場まで行ける。
 だが、ツアーということになるとバスで島に到着するとスグに船に乗り換える。それが結構混んでいる。予約してあるのに船が決まらず少々待たされた。
 
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 海の色が綺麗だった。海水浴をしてもイイくらいだ。
 
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 サンマルコ広場付近は船の上からも人がいっぱいというのが見て取れる。
 
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 王宮隣の橋が一番混んでいる。
   
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 「嘆きの橋」の説明を受けているのだろう。
 
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 良く絵の題材となる景観、現にこの眼で確かめることが出来たが、少し違うかなぁ!
  
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 オプショナル・ツアーでゴンドラにも乗ってみる。ただし唄なし、
 
 運河は狭いし、建物は相当に老朽化し、修理もされていない。
 
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 30分ほどで「嘆きの橋」の下を通り抜けてゴンドラ遊覧も終了。
 ゴンドラに乗ったので自由散策の時間が減ってしまった。11時半に再集合、その間に軽く昼食も済ませておかないと、
  
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 サンマルコ広場の人出が増えてきたようだ。大鐘楼に昇る人の列も長くなってきた。
 
 ガイドが教えてくれたのだが、鳩は年老いてくると羽が黒くなってくるという。ベネチアでは車の通行が無いので長生きする為、結構羽が黒い鳩が多いという。
 
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 おみやげも買わなくては、そうは云ってもCartierのような高級店も並んでいるし、
  
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 王宮のすぐ裏手の路地を入ったところ、お値ごろな品が並んでいたので、マスクなどを購入した。
 
 戻る船に乗るまで、またまた少し時間をとられた。
 待っている間に説明されたのは、ヴィヴァルディが最初所属していたピエタ慈善院、
 
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 今となっては大人気のヴィヴァルディだが、ベネチア生まれの彼は当初この慈善院付属音楽院でヴァイオリン教師をしていたが、作曲・演奏活動でヨーロッパを回りつつも、ベネチアでの人気は今ひとつ、晩年は不運が重なってウィーンで客死している。
 
 対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ島の教会の前、このピンクの像はいったい何なのだろう?
 どうみても不釣り合いなのだが、
 
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 この後、ホテルに戻るバスの手配が上手くいかず待たされること30分以上、添乗員の気持が分かる。
 
 ゆとりを持った時間配分のお蔭で、カタール航空のチェックインは間に合った!
 ベネチアからドーハまで6時間弱、
   
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 上級乗務員だと思うパメラさん、部下を指示しながらテキパキとしかもにこやかにサービスをこなしていた。
 ドーハに到着すると現地の外気温32℃との表示が、
 ところがブロックインと同時に天井のラックのサイドから朦々たるミストが吹きだした。中々の演出だ!
  
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 この後、ふたたびドーハの乗り継ぎターミナルで3時間ほど滞在して成田へ、
 
 ところが折悪しくも、到着日は台風18号が関東地方を直撃していた。
 幸い到着予定が18時ころだったので、既に台風は抜けてはいたのだが、再開された成田空港に殺到する便で大混雑。
 前橋上空で一回転し、日立あたりでもう一回転、そのごジグザグ飛行をして約一時間遅れで着陸した。
  
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 ドロミテというまだ日本では知名度の低い世界遺産、2009年6月になったばかりです。
 今回のツアーは30名の参加でしたが、既に20年前にドロミテに来たことがあるとか、既に200ヵ国以上を回ったとか、年間数回から10回海外旅行に出かけているという超ベテラン揃いでした。その所為か全く人数の多さを感じませんでした。
 
 日本に帰って既に1週間以上経ているのですが、未だ時差が抜けきっていないという感じです。
 その間に連休を利用した国内旅行が入りブログもお休みしてしまいました。
 最終日までお付き合い頂きありがとうございました。
 
 ドロミテは素晴らしいところでした。今日26日20時からBS12chでドロミテ特集が放送されるようです。