ハイレゾといわれても

 ハイ・レゾリューションと云われても、高解像度の意味だから、映像では標準画質がハイビジョンとなり、4K、8Kに突き進んでいる。
 音源ではCDからDVDオーディオSACD、BDオーディオができ、今度ハイレゾリューション・オーディオがクローズアップされている。
 これが厄介なのは、PCM音源でもサンプリング周波数と何ビットで階調を出しているかによってハイレゾになるかならないか変わることだ。
 この分類例を見分けるのは難しい。
 
 ・44.1kHz/24bit(CDスペック同等/CDスペック超え)→ハイレゾオーディオ
 ・48kHz/24bit (CDスペック同等/CDスペック超え)→ハイレゾオーディオ
 ・96kHz/16bit (CDスペック超え/CDスペック同等)→ハイレゾオーディオ
 ・96kHz/24bit (CDスペック超え/CDスペック超え)→ハイレゾオーディオ
 ・48kHz/16bit (CDスペック同等/CDスペック同等)→ハイレゾオーディオ
 ・96kHz/12bit (CDスペック超え/CDスペック未満)→ハイレゾオーディオ
 ・32kHz/24bit (CDスペック未満/CDスペック超え)→ハイレゾオーディオ
 
 周波数とbit数の両方もしくは片方がCDスペックより上なら ⇒ ハイレゾオーディオ
 周波数とbit数の片方でもCDスペックより下なら   ⇒ ハイレゾオーディオ 
 もちろんCDと両方とも同等なら、普通 = 非ハイレゾオーディオ
 
 よく自分でも取り上げているSP3のCDを4倍のサンプリング周波数176.4KHzにアップコンバートした場合はどうかというと、この流れによればハイレゾになりそうなのだが、”信号としてはハイレゾ”として曖昧になっている。
 聞き分ける機器と、それに応えられる耳=聴力を必要とするから自分ではダメだろうと思いつつも、ミエとユメが何となく心地良さを誘う「ハイレゾ」という名称である。
 
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 ハイレゾ嗅覚は画像から、この沈丁花の芳香を感じることが出来るだろうか?