LED照明 平等院で平安時代の「色」を再現?

 この表題を見たとき、平安時代の「色」とは何か?
 松明や灯明による仄かな明りを意味するのかと期待した。
 記事には、
  
 「古典建築物に対する夜間のライトアップ照明であるため、単なる明るくくっきりとした照明ではだめだ。明るさ制御や色温度はもちろん、周囲の景観と建物とがバランス良く見える照明でなければならない。」
  
  とある。
 このバランス感を持った照明の重要性で気づいたことがある。
      
 最近、我が家の近くの通りの街灯がLED照明に変更された。それはそれはまばゆい明るさで道路面はかなり明るくなった。だが逆にそれぞれの街灯が輝きすぎて、トンデモナク眩しい。まともに正面を見て歩けないくらいに。
 どう云う訳か、街灯の正面から見るとすりガラス様に眩しさを緩和するような施しをしてある。ところが側面からはLEDの光が直接飛び出して来る。だから街灯の真横に行かない限り=歩いている限り眩しい光だけを受けてあるくことになる。
 逆に眩しさで瞳孔が絞られて明りの下面が暗く見える程だ。
 
 これは正しく、この「単なる明るくくっきりとした照明で、明るさ制御や色温度はもちろん、周囲の景観と建物とがバランス悪く見える照明」の典型だろう。安全上も何とかしてもらいたいものだ。
  
  それでは調和のとれた照明とは、