初めての京劇「二人悟空真贋争」

 京劇を真直に見るのはコレが初めて、
 
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 劇場は東京芸術劇場プレイハウス、
  
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 演目は「二人悟空真贋争」、日本では馴染みのない題材だ。なんとなくニセ水戸黄門ぽくも感じられるのだが、
 
 京劇については「覇王別記」という映画で見たことはあるものの、京劇そのものをストーリーとして見るのは初めてであり、かつ貴重な公演だと思う。
 京劇はなんとなく中国版ミュージカルというイメージが強いが、トンデモナイ!!!
 歌舞伎+ミュージカル+曲芸+平面版シルクドソレイユとでも云おうか、歴史から考えれば京劇からそれらが派生したのか、とにかく複雑な要素が織り込まれている。
 
 派手な衣装に、大袈裟な立ち回り、歌舞伎流の見得、軽業師、勿論歌も、それらをこなす役者の技、
 字幕つきなので、ストーリー展開は理解できる。
 ニセ孫悟空が、単純なニセではなく六耳獮猴(ろくじびこう)という果火山の猿が孫悟空を妬んで仲間と三蔵一行に化けるのだが、これが本物と見分けがつかぬ位に強い。その為最後には天竺の如来様の前まで行って真贋を判定してもらうという、これまでにないストーリー、
 充分に楽しめ、京劇に魅了された!!!!!
 
 ハスの花の上の白装束の観音様が綺麗だった。