ベランダにお米を少しだけ置いてあげると、スズメが目ざとく見つけてすぐにやってくる。
先日台所の下に置いてあった”もち米”を見たら、精米が1月下旬だったこともあり、周りが黒ずんでいた。一応は食べてみたのだが、弾力が損なわれていて、もち米らしくなくなってしまっていた。
捨てるのはもったいないので、スズメに食べてもらおうということになった。
だが、これまでの普通のお米と、古びたもち米では明らかに食べっぷりが違う。
これまでは、ほとんど鳴くことなく、知らぬ間に食べていってしまったのだが、もち米になった途端、最初に警戒するかのようにチュンチュン騒ぐ。
食べ残す量が多くなった。でも、いつの間にか食べきるのだが、
もち米自体が好みで無いのか、周りの糠が気になるのか?
そこで、この黒ずんだもち米を洗ってみることにした。
違いは歴然、匂いも違う。
まだ結構な量があるので、洗米したものを乾燥させることにした。
ここで実験、
今までの黒ずんだもち米と、洗米したもち米を並べて置いたら、どちらを選ぶのか?
スズメの嗜みとして残っていたのは、一見すると黒ずんでいる方が多いが、洗米したものも残っている。
最初二つに分けて置いておいたのも、減る量にほとんど違いは無かった。
エサを見つける能力は優れているが、視覚とか嗅覚はさほどでも無いのだろうか?
では、普通のお米、洗米したもち米、そのままのもち米を並べたらどうなるか?
早速三羽のスズメが飛んで来たのだが、
普通のお米はゼロ、洗米は少々、そのままは半分、
三羽の位置とか、勢いとか、断定はできないが、普通のお米の方が好みのように思える。
やはり”スズメのたしなみ”はここにも発揮されていた。なんと思いやりのあることか!!!