馬油の説明書を見て、

 馬油の箱の中に入っていた説明文に、こんな表記があった。

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 確かに、鼻の中が乾燥した時や、髭剃り後がヒリヒリし多様な時に塗ると、最初は油っこいかなと思っていても、そのうちに肌に馴染んでいく。他の油とどこが違うのかと不思議に思っていたのだが、この表を見ると、この中では一番”人”の脂肪の組成に近い。
 
 だが、要因はそれだけではないようだ。
 馬油の中には”パルミトレイン酸”という珍しい不飽和脂肪酸(C16:1)が含まれており、
 「ヒトの皮脂中に多く含まれる成分であるため、とても肌馴染みが良く浸透も早く、油っぽさを残さないっていうコト。また皮膚組織の再生効果、過酸化脂質の防御作用などがあり、シワ防止、老化防止の期待も大!」という説がある。
 この”パルミトレイン酸”が含まれる油は、ヘーゼルナッツ油に24%、マカダミアナッツ油の20%強が目立ってるだけで、あとはアボカド油、馬油に5%ほど含まれるだけ、とごく限られているようだ。
  
 飽和脂肪酸不飽和脂肪酸、それだけでも厄介なのに、その中の一部の脂肪酸が特別の効能を持っているとなるとますます複雑で理解しがたくなってくる。