於 国立新美術館

 今日は天気もぱっとしないし、寒いから美術館への出足も鈍いだろうと予測して、それでも開館時刻に合わせて早めに出かけた。
 その甲斐あり、10時5分に到着したが待つことなくスムーズに入れた。それでも入り口付近の絵画には二重の列ができており、それに従っていては何時になっても進めないと思い、4重目、5重目にあたるくらい遠目から観賞することにした。
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 教科書で見たり、雑誌で見たりと、有名な作品も、
 大人の女性たちの超ふくよかな身体と、やわらかな色彩、ぼかされた輪郭、これぞ馴染みのルノワール
 館内には小・中学生の集団が沢山、夏休みに入ってからの校外学習?
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 早目に入館して、最初のほうを急ぎ足で抜けると=大体、多くの人は最初のほうでスタックしているから、ガラガラの状態でゆっくりと好きなだけ絵画の真正面から観賞することが出来る。
  
 今回もそうなのだが、著名な画家の絵画展があっても、それらの絵を一点一点じっくり仔細にわたって見ることがない。
 それが著名な画家だから、有名な絵画だから見てみておきたいという興味が先行して、それが好きだから、何としても実物を見てみたいという衝動に駆られない。自分の意思ではなく、世の中の流れで見に来ているだけなのかも知れない。
 だから、あっさりと遠目からさっと見るだけでも、ある意味満足だ。
 
 さらに云えば、帰路立ち寄ったデパートの画廊で行っていた展示会、
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 竹の繊維で出来た和紙に、アクリル、日本画の画材を用いて描いた作品、
 イラスト的にも見えるが、新しい日本画の姿とも思える作品に、逆にジックリと見入ってしまった。
 
 絵画の歴史を築いた古典的な作品を見ておく価値は充分にある。そして新しい作風、挑戦を見て驚き、感心するのもいいと思う。