映画「三度目の殺人」 評価 4

 日本アカデミー賞の最優秀作品賞・監督賞・脚本賞編集賞助演男優賞助演女優賞を獲得したというので、
 
 広瀬すずはこうも変わるものかと感心するほど役をこなしていた。今のANONEは少し似ている。
 役所広司もうまいと思う。
 福山雅治が主演賞を貰えなかったのが不思議なくらい、 
 というわけで、好演に画面に引き込まれてしまうのだが、扱っているテーマが大きすぎる。

 そして考えさせて終わるのだが、”裁くこと”について、特に司法面についての描き方が決めつけ的で弱い気がする。
 「三度目」を殺人と言い切って良いのだろうか?

 ”マカロニウエスタン”の主人公を「正義」と捉えるならば、題名はぴったりだろう! 「