映画「ホテル・エルロワイヤル(Bad Times at the El Royal)」 3+

 何かいわくありげな、殺人の予感がする映画、
 ダコタ・ジョンソンがどういう役回りかも気になたので、
 
イメージ 1
 
 ベッドとデスクだけのガランとした一室にバッグを持って入って来た男、
 部屋の床板を剥がしてバッグを落とし込み、何事も無かったかのように部屋を整理し、座っていると訪ね人が、ドアの覗き穴から人物を確認しドアを開けて部屋の真ん中に戻って行くと、訪ねてきた男にショットガンで後ろから撃たれる。
 
 それから10年後、
 舞台は1969年、カリフォルニア州ネバダ州のちょうど境目に建つホテル・エル・ロワイヤル、
 州境がレッドラインで建物の中にも続いていて、カリフォルニア州側の部屋はネバダ州側の部屋より1ドル高い!
 ホテルに入った時の豪華さは目を見張る。どこかのホテルでロケしたのだろうか?見てみたい。
 
 掃除機のセールスマン、神父、黒人女性、そこに乱暴に車を運転してきた白人女性、弱弱しげな、たった一人でホテルをきりもりするフロント従業員、
 
 ここから、それぞれの登場人物を部屋ごとに紹介しつつ、ときにちょっとだけ時間を遡って人物同士の繋がりを見せたり、
 セールスマンの部屋からは次から次に盗聴器が取り出される。
 しかも各部屋の大鏡はマジックミラーで裏の通路から丸見え、かつ映画撮影もされていた過去が、
 
 実はブルーレイを再生している途中何度もフリーズ、早送りとかチャプター送りなどしてやっと最後まで辿り着いたので、ストーリーが抜けているかも知れない。
 でも、全体的流れには何の影響も無いというか、チャプター毎の区切りでガラッと話が変わるので、常に醒めた状態に引きもどされ、盛り上がりに欠けるので、・ ・ ・
 
 見た後に色々とネットを調べたら、
 エル・ロワイヤルのモデルとなったホテルは実在し、フランク・シナトラケネディ兄弟も利用、ケネディが暗殺された翌年が映画の舞台、
 登場する狂信的殺人集団はシャロン・テートを殺したチャールズ・マンソンを示唆したものとも、
 等々、色々と時代背景を映し出した映画だったようだが、残念ながら伝わってこなかった。
 もう少し描き方を工夫していたら変わっていたかも、評価「3+」
 
 なお、TUTAYAにDVDを返却する時裏面が傷だらけで映画が何度もフリーズしたと伝えたら、新作と旧作、それぞれ1本ずつの無料券をくれた。