ソニーからのメールマガジンでトリポーラスなる新素材の衣服が出来たと知らせが来たが、あまり関心が無かった。
今日の日経クロストレンドにその詳細が出ていたので読んでみたら、その素材の特徴が良く分かった。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01025/?i_cid=nbpnxr_index
トリポーラスなどと建物のような名前が付いていることに不思議さを感じていたが、
まず素材の原料が”もみ殻”ということに、逆に将来性を感じた。
ただ工程は複雑で、お金が掛かりそう。
そもそもリチウム電池の電極用に研究していて作られた素材なので、金額に糸目を付けなかったのだろうが、”金山”になるのかも？
何が画期的と目されているのか、
それは活性炭の様な吸着性のある素材の穴は「マクロ孔」という直径1マイクロメートルと直径2ナノメートルの「マイクロ孔」だけ、
それに対してトリポーラスは、「マクロ孔」、「マイクロ孔」の他に中間的な直径2～50ナノメートルの「メソ孔」もあること。
これによって、様々な種類の物質を吸着させる能力を持っているので使い道が広がる可能性大ということらしい。
三種類の孔ということで”TriｰPorus”、
メルマガで来たのは、三陽商会が発表したＴシャツとカーディガンだが、消臭・抗菌作用があるとのこと、結構お高いのでパス！
このトリポーラスを利用する分野として、
浄水器など水浄化分野は「Triporous WATER（ウォーター）」、
エアフィルターなどの空気清浄分野は「Triporous AIR（エア）」、
消臭・浄化の特性を生かしたボディーケア分野の「Triporous WASH（ウォッシュ）」、
アパレル分野は「Triporus Fiver」、
それぞれで新商品が開発されるとソニーからメルマガが届くのだろう、読むかどうかは分からないが、
でも研究開発が思わぬ派生するというか、それを実用化させる素地を会社が持っていると云うのは余力なのだろう。
コーヒーを一杯、
