ISA(自動速度制御装置)義務化?

 東洋経済ONLINEに、
  スピード違反がなくなる装置?「ISA」が義務化へ 欧州では2022年から。日本への導入はいつ?
   https://toyokeizai.net/articles/-/431877

 という記事が載っていた。
 どういうものかと興味を持ったのだが、(ISA:Intelligent Speed Assistance)

 「ISAは、車内のディスプレイやモニターに自車位置の法定速度を表示してドライバーに速度超過を警告するもの。対象となる道は、自動車専用道の高速道路だけではなく一般道も含まれる。将来的には、実質的なスピードリミッターとしての活用を視野に入れている。」

 たったこれだけのことでスピード違反が無くなるの?と思ってしまった。
 制限速度の標識が常に車内に表示されると、心理的にスピードリミッターになるのかな?

 「Euro NCAPでのISA評価の項目は、以下の4点」
   ■ドライバーに現在の制限速度を知らせる。
   ■車両の速度が設定した速度しきい値を超えたとき、ドライバーに警告する。
   ■ドライバーのアクティブな動作によって、車両が設定した速度を超えないようにする。またはその速度を維持するようにする。
   ■条件付きの制限速度や標識のない制限速度を正確に認識し解釈する。

  2019年のEuro NCAPでは56車種が評価対象となり、
  ISAについてはこのうち26車種でADAS(高度運転支援システム)向けの車載カメラを使って、
  路上の道路標識から制限速度を読み込んでいる。
  また、56車種のうち17車種が、デジタル地図情報を用いた制限速度の認識を行っている。
  この評価で満点を獲得できたのは、車載カメラとデジタル地図情報を併用するシステムだった。

 日本と比べて車載カーナビ装着率が低いヨーロッパならではの取組みのようだ。
 日本のようにGPSとデジタル地図を利用したカーナビなら、すぐにでもISAと同じような制限速度表示、警告表示が出来そうだ。

 ある記事には
 「リミッターではなく、制限速度に合わせて車速を制御するものとして想定されている。. そのため、追い越しや緊急回避では制限速度を超えることは可能な機能にするという指針が出されている。」と、

 自動運転支援システムそのものという気がする。
 スバル「アイサイト」「トヨタ・セーフティセンス」「ホンダセンシング」、日産「プロパイロット」が当たり前のように新車に装備されるようになっても、旧車に装備されない限り、スピード違反は無くならないと思うのだけど、・・・