映画「燃える女の肖像(Portrait of a Lady on Fire)」 評価 4

 久しぶりにじっくりと映画を見た、という印象、
 TSUTAYAに「鬼滅の刃」のDVDを借りに行った時、5本借りサービス(5本で¥1100)を受ける為に探した1本、
 評価4.1と棚に書かれていたので、クラシックなフランス映画と思って、その他のパッケージの「言葉」を読むことなく選んだ。

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 若い女性たちにデッサンを教えている女性画家マリアンヌ、自らモデルになってデッサンの時の注意点を伝えている。
 生徒が持ち出していた海の油絵がマリアンヌの作品かと問われて、その絵を描いた当時を思い出していく。

 荒れる海を手漕ぎボートに揺られて孤島に向かう折り、カンバスとカバンが海に落ちてしまうが漕ぎ手の男性たちは知らんぷり、
 マリアンヌはドレスを着たまま海に飛び込む、

 着いた島の崖を一人荷物を抱えて辿りついた古めかしい邸宅、
 彼女はお屋敷のお嬢様の肖像画を描くことを依頼されていた。・・・・

 海に落ちたのは肖像画の為のカンバスだった。
 
 建物から出ることを禁じられている令嬢エロイーズ、
 どうやって肖像画を描いたかという単純なお話かと思ったが、話はどんどん広がっていく。
 
 男性の登場人物が極端に少ない。
 かといって、ストーリに係る女性も、マリアンヌとエロイーズ、母親、女中のソフィーの4人だけ、

 見終わって、男ながらせつない気持ちになってしまったが、女性が見たらもっと感情移入できるのかも?
 なんとなく印象に残る作品だ。
 
 2019年のカンヌ国際映画祭で「脚本賞」と「クイア・パルム」を受賞しており、パルム・ドールにはノミネートで終わった。
 その他にも色々な映画祭にノミネートされ、幾つもの賞を受けている。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%87%83%E3%82%86%E3%82%8B%E5%A5%B3%E3%81%AE%E8%82%96%E5%83%8F 

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