せきこえのどに龍角散、スプーンに穴!

 たまにお世話になる龍角散、昨今世の中が咳に過敏反応状態なので、疑念をもたれないように、

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 一度買うと何年ももつのだが、先日新しいのを買った。
 蓋を開いてビックリ!

 ① スプーンがプラスチック容器に固定されている。
 ② そのスプーンに三つ穴が空いている。

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 これでは笊で水を掬うようなもので、穴から粉末が落ちてしまうのでは?
 ところが、

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 全く動じない。
 ローマのアーチ橋と同じ原理?
 粉末の粒が押し合って動かない?

 いつもどおり喉奥に向けてスプーンを裏返すことができた。
 製品の重さを減らしてSDGsを目指す?
 それにしては微細すぎるかも、

 念のため龍角散のサイトを訪れてみたら、

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 粉体力学の研究成果らしく、
 これまでスプーンを裏返した時落ちにくかった粉が、穴のお蔭で落ちやすくなった。
 それでいて、粉がこぼれおちない構造に、

 結構試行錯誤をした結果だろう。
 確かに使った後、スプーンの底に粉が付いていない。
 裏返した時のスムーズさが増したかは気づかなかったが、きっとそうなんだろう。

 流体力学なら習ったが、粉体力学なるものがあるんだ、知らなかった!