クラブツーリズム「からだに優しいトルコ10日間」 7 気球でカッパドキア

第7日目 (早朝のカッパドキアを気球で遊覧)
 
 これはオプショナル・ツアー扱いであったが、現地ではなくツアー申し込み時に予約しておいた。
 やはり人気があるようで、日本で後から申し込んだ人は予約が取れなかった。
 
 朝5:35、気球を運航する会社の相乗りバスがホテルまで迎えに来た。当然朝食を取る時間は無い。このバルーン会社のレストランがあってそこで搭乗前にビュッフェ形式の簡単な食事が出来るようになっていた。
 でも大変な混雑、一斉にやってきて足早に食べてスグに出かけていく。トイレは男女とも大行列。珍しく男用が一つしかなかった。ここは洋式の普通のタイプだったが、一般にトルコの男用トイレは小用を足すものが必ずある。ただ、その高さは半端ではない。足長?な自分でギリギリ、あるレストランではその様子を見たアメリカ人から笑いながら「Pretty High!」と云われてしまった。
 
 バルーン会社から出かけようとしたら、既に早い気球が上がり始めていた。
 
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 昨日ハイキングした所の近くが打ち上げ場所らしく、そこまでバスを飛ばす。そこでは既に他の気球が横倒しになりながら膨らみつつあった。
 
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 人の大きさからも分かるようにかなり大きいものだ。
 そのすぐ後ろでは二つの気球が、有明の月の横を昇って行く。
 
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 我々の乗る気球もバーナーで温かい空気を送り込まれ、徐々に膨らみ始めた。
 
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 空気一杯となった気球が立ち上がり、ゴンドラに乗り込めるようになった。
 
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 乗客は全部で16名、他にパイロットが2名乗る。
 パイロットの説明によれば、操縦と云ってもバーナーの加減で上下させるだけで、高度による空気の流れの違いを利用して南に行ったり北に行ったりするのだとか、なんとも風任せでアバウトでそれでいてかなりの熟練を要しそうな技術だと思った。
 
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 そして上がってビックリ、トンデモナイ気球の数だ!
 
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 この光景が前後左右に広がる。多分、80くらいは上がっているという説明だ。
 
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 トルコ富士と呼ぶにふさわしハッサン山(3268m)に朝日が昇ってきた。このカッパドキアは火山の噴火による堆積物が浸食されて出来たもの、ハッサン山もその役割を担ってきた。
 
 上下動と風任せの気球、時にはかなり接近することもある。相手の顔が見えるくらいだ。
 
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 そして、またまたラッキーなことに、ここでも彩雲を見ることが出来た。
 
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 我々の乗った気球はどんどん上昇し、他の気球を上から見るような位置まできた。
 
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 奇岩に気球の影が映っている。
 
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 そして、これが元祖「ハードロック・カフェ」
 
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 約1時間のフライトもあっという間に過ぎたという印象、
 どこに、どうやって着陸するのか?降りる時の衝撃が大きいので釣り手に掴まって膝を曲げて、と云われているが、
 
 先に降りた気球はなんとピックアップの後ろに付けた台車の上に乗客を乗せたまま載っている。
 
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 と云うことは、この気球を運んできた車が下で待ち構えているということ、
 キャプテンはしきりに携帯電話で叫んでいる。
 降りる場所は、そこいらの空き地で良いようだ。でも、先に他の気球が降りてしまっているので中々場所が見つからない。
 やっと見つけた空き地に、車が全速力で寄ってくる。そして徐々に気球の真下に位置合わせする。気球からロープを落とし、数人の男性がそのロープを一生懸命引き摺りながら台車の上まで気球を運ぶ。そして着陸!
 衝撃はほとんど無かった。
 
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 ゴンドラを這い上がって台車の上に乗ったら、あとはジャンプして地上へ、
 でもそこは車が頻繁に走った荒れ地、自分は轍に足を取られて捻挫するところだった。こちらの方が衝撃は大きかった。
 
 無事、地球に生還したお祝いに皆でシャンパンの乾杯!
 
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 最後に搭乗記念のメダルまで授与されてしまった!
 
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 気球は風が強いと飛べないそうで、我々が乗船する2日前から飛べるようになった。その前5日間は中止されていたという。
 今回のツアーは10月8日出発のコースだったが、実は最初その1週間前の10月1日出発のコースを予約していた。多分、そのコースだったら気球は飛べなかっただろう。コース変更して良かった!