007シリーズの新しい本が出て、一時ベストセラーの一角を占めていたが今はどうなのだろう。
レイモンド・ベンソンの作品以来なので読んでみたいと思いつつも、ハードカバー¥2380+Taxというのは些か敷居が高いような気がして図書館へ
ところが人気が高いようで予約53番目になってしまった。
待つこと1ヵ月余り、メールに「ご用意が出来ています。」
白紙委任状(カルト・ブランシェ)がどういう意味か想像を巡らしていたが、荒っぽい言い方をすれば「何をしてもイイ」、まさに007にうってつけの表現だ。
それを題名にしたのは何となくスタートをイメージしてしまう。「007」とはどういう立場で、どういう組織に所属し、どういう人々が取り巻いていて、どういう生い立ちで、どういう薀蓄をもっているとか、そういった説明が多いような気がした。これまでのイメージを現在持って来ればこうだろうと思わせる。
ダニエル・クレイグの007より紳士的かとも思う。
一気に読みたいという気持ちにさせてくれた。
「この本は、予約している人がいます。延長は出来ません。必ず、返却日までに。お返しください。」
さて、この本は何番目の予約待ちの人に回るのだろう?