千葉県人として、今回発表となった震災時の予測図については関心を持たざるを得ない。
地震そのものの震度については既に4月2日に文科省発表のデータについて触れたが、首都圏直下型(千葉県震源地ケース)の場合は震度6強を免れない。
いっぽう、今日発表されたのは千葉県が公表したもので、東南海地震などの予測を参考にしたものという。
10mの津波が外房などに押し寄せた場合、内湾であるがゆえにエネルギーが分散するのか2~3m程度としている。
九十九里は太平洋から直撃されるので、浸水エリアは3Km内陸まで拡大するとの予測だ。
三つ目は、液状化の起こり易さの度合いを予測したものだ。
海岸沿い、利根川沿いに集中しているのは土地の形成経過を考えれば当然なことだろう。
震度6強~7の揺れで大変なところに、液状化が発生し、そこに2m以上の高さの津波が襲ってくる、想像もしたくない事態だ。それら全てに対応することなど出来るのだろうか?
津波については東南海地震を前提に西南の方から回遊してくるという前提だと思うが、首都圏直下型で館山から大島近海辺りが震源地の場合は、ちょうど東京湾の開口部と一直線の為マグニチュード如何によっては10mの大津波が今回の予想ポイントを直撃することもあり得る。
液状化対象外の高台で免震の建物に居ることが最善とは思えるが、そう簡単ではない。