随分行き慣れた公園、でもその都度風景は異なるものだ。
まず迎えてくれたのは、駐車場の枯草に紛れた秋仕様のバッタ、パッと見には気づかない。
バッタの方も気付かれまいとカメラを向けてもジッとしている。
公園の斜面に咲いていた「狐の剃刀」、もう終わりかけていた。
ピンク色はバックの緑に映えて落ち着いた雰囲気を与える。
ここには人工のせせらぎもあるので、これだけ暑ければ子供たちが居る方が自然、
そのせせらぎの行きつく先は池になる。ここはそんなに深くないので子供が入っても大丈夫だと思うが居なかった。これらの噴水も遊べるように作られたものだろう。
その流れの先は観賞用の深い池になる。ガマの穂が重さで撓んでいた。
花島公園の大元は「花島観音」に由来するのだが、 その境内の裏手に見たことも無い何かの祭り用の設えがあった。
稲穂を竹の先と十字に飾り、そこから木箱の社がぶら下がっている。
豊饒を感謝するものなのだろうか?
境内から花見川に下ると、ちょうどオレンジ色のコスモスが満開だった。
幾重もの緑、青空が反射した川面、その縁を飾るオレンジ、猛暑を忘れさせる。