まず2階の工場へ階段を昇ったものの「本日休業」、衝立の中を見たら、
凄い数の御膳が並んでいた。そういえば駐車場も広いし、
1階に戻り、お菓子を見始めたら、ラッキーの続きなのだが、売り場奥の工場が製造を開始した。
これは、このお城の看板商品と思われる「御用邸の月」の製造ラインだ。
平らな面に丸く絞りだされた生地を吸い取って丸い窪みの中に入れようとするところ、最初の2列ほどは上手く真っ直ぐ入らないで傾いたりしていたが、微調整してきれいに収まるようになった。
中々段取りが良いようで、上から餡になるクリームを挿入する、
その先には上から蓋をするマシンが待っている。
蓋がされるとそのまま蒸らし工程に入る。これが結構長い。
最初の一列が外に出てくるまでに買い物が出来てしまうほどだ。充分加熱してふっくらスポンジを膨らませるのだろう。
ようやく出てきた御用邸の月、このままでは製品らしくない。そこでこれをくるっとひっくり返すマシンがある。
でもその前に、蓋が完全に閉まるように圧着する工程がある。最初右側、次に左側と二回に分けて押し付ける。
そうやってころんでも中の餡が出ないようにしてから、ひっくり返す。
まさにポコッと出てくる。
最前列上から2番目は上側に斜めの線が走ってしまっている。これは製品として出すのか、はじかれるのか?
おばちゃんが、いくつかサンプリングで取り上げ、秤で重さを量っていた。機械だから個別の誤差は少ないと思うが、量ったものはそのまま元のラインに戻されていた。
横一列で8個、売り場に山積みされた箱入り「御用邸の月」は8個入り、売れ筋に合わせたライン造りのようだ。
一度製造ラインが動き出すと、「御用邸の月」がぞくぞくと生まれていく。売れるんだろうなぁ!
これにて那須旅行も終了、