そこで買い物をして、もう少し足を伸ばして坪井近隣公園の通りを挟んで南側に「アロマPOT珈琲」という自家焙煎のお店がある。
これまで何度か前を通ったのだが、どういう訳か休みの日ばかりであった。今日は開いていたので入ってみた。当然コーヒーのお店だから、コーヒーそのもの、それを淹れるアレコレと専門店らしいものがどっさりあった。
中でも目を惹いたのが、ハンドエスプレッソマシン、写真には取らなかったのだが、ジュースを絞るようなハンドルがサイドに付いていて、粉とお湯を入れたあと、上から押しつぶすとエスプレッソコーヒーが出来上がるというもの。電気が要らないエスプレッソマシンと表示されていた。味も電気式と変わらないということだったが、
カウンターに座って外を見ながら、ホットコーヒーを飲むことにした。
大きなカップに入って出てきた。
さすが自家焙煎、味に拘りがあるようで香りとイイ、苦味とイイ、とても美味しいコーヒーであった。
ちょうど焙煎したコーヒー豆を釜から出すところを見せてくれた。
どうして回転させるのか聞いたところ、焙煎の丁度良いタイミングで取り出すので、熱を逃がさないと焙煎が進んでしまうので回転させて冷やし、その熱気を手前のポットに吸収させているのだと云う。
なるほど、コーヒーは熱がポイントというが、そういうことだったと改めて知ることが出来た。
帰り際に、コヒーを紅茶のように淹れる容器が今人気だと教えてくれた。上からフィルターの付いたピストンを下に降ろすタイプで、普通のペーパーやネルのドリップ式はコーヒーの油分を取りさってしまうのだが、これならちゃんと残るのでコーヒー本来の味が保てるそうだ。
ハンドエスプレッソ、紅茶ポット式コーヒーメーカーと変わったものに出会えた良い機会だった。