サクラの霞たなびくとは

 このことかと思ってしまう。
 
 普通サクラは並木のように列を作って植えられる。
 
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 道を挟んで両脇をサクラ」に取り囲まれて、それはそれで大そう美しい。
 
 でもコレは限られた公園に植えられたサクラ、
  
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 古木なのと、限られたスペースで太陽を求めてそれぞれが精一杯上に伸びた。
 
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 その為、サクラの花が上の方に行ってしまい、ここ何年間かは幹が目立って天上桜になっていた。
 だが、サクラ自身が気づいたのか、下にスペースが空いていることに、
 下枝がどんどん伸びてきてそれぞれに美しい花を付けるようになった。
 おかげで、今年は下から上までサクラのベールが出来てしまった。ところどころの空間と織りなす様は霞のようでもある。
 
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 3月28日、近隣公園の桜は絶好の満開を迎えた!