日本美術院のメンバー、審査に入選した作品などが展示されているのだが、応募者の作品は縦型と真四角型に統一されていて、その中で如何に個性を発揮するかを競っているようだった。
縦型は、上のポスターの中では左上の「眩暈」、縦150㎝×横75㎝はハイビジョンの16:9より更に縦長で印象深かった。
日本画も随分と進化したものだと感じさせる作品が多かった。上のポスターは全て同人(経営責任者)の作品であり、どちらかというと伝統的(除く「眩暈」)、
パッと目を惹くのは進化型、でもじっくり見て飽きないのは伝統型、両方を兼ね備えた作品は?
こちらには、入選作品が見られるギャラリーがある。
作品名をクリックすると画像が現われるのだが、次を見ようとして元に戻ると最初の「あ・い」に戻ってしまうので、これは ・ ・ ・、上のあいうえお欄から辿っていくしかない。
「あ・い」の中で目に付いたのは9番の「祈り」(麻生 弥希)、現代版美人画のよう、
「か」の中で、60番の「玲煌」(加来 万周)、白く光り輝く大地が幻想的、
「は」の中で、221番の「美らの春」(古谷 照美)、ブルーのサンゴ礁が明るい、
「や・ら・わ」の中で、298番の「キラリ」(吉岡 圭子)、ワイングラスが6段に描かれており、3段目が真横、上に行くにつれて見上げる形に、下に行くにつれ見下ろす形にグラスを描いている。グラスの透明感と立体感が素晴らしい。
同人の作品は明7日から公開される。