新国立劇場・中劇場にて公演されている”SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う”、
SUPERLOSERZは裸電球を作っている町工場の経営者+その息子+従業員の男性4人の計6人が、邪悪な異星人が地球制服に襲ってくるのをダイヤモンド星の神様の励ましを受けながら、地球を救うおうとするお話、
「演出・宮本亜門による新感覚ダンス・エンターテインメント」ということだが、セリフは無い。言葉として聞き分けられるのは神様の唄とアイドルの歌だけ、あとは踊りと腹に響く音楽と光、
異星人の住む星は暗闇の世界のようで、異星人は体中に電飾が張り巡らされている。暗闇でも姿形が分かるくらいに的確にポイントを押さえた光り具合、その異星人たちのとてつもなくキレの良いダンスと、同期した光り具合で瞬間移動したようにみえたり、音楽に合わせて光そのものがダンスを踊るという、これまでにない圧巻なショーだ。そこにレーザー光線が加わって、見ているコチラまでもが同期してしまう。
この”光るダンス”だけでも観覧した価値がある、それほどの圧倒的な迫力だ!
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ところで、SUPERLOSERZの6人が本当に地球を救ったのかというと、実はこの6人にうちの一人、廃寺に住む格闘技師範の美しい妻(仲宗根梨乃)も一緒に参戦しており、しかも赤ちゃんをおんぶしながら、
その赤ちゃんが異星人に奪われ取り合いをしているうちに、6人の内の一人が、投げられた赤ちゃんを受け止めきれず地面に落してしまう。
そこから異星人も含めて意外な展開となり、・ ・ ・ と、救世主は実は”赤ちゃん”なのである。