どちらもハリウッド調活劇もの、
”ターミネーター”は、もう過去のものと思っていたが、またまた時空を自在に往来するこんがらかった物語が復活した。
”Genisys”、”Genesis"=創世記ではないが、機械が支配する世界の創世人工知能システムの始動をもじった題名となっている。実に直接的表現は珍しいかも、
残念ながら新鮮味がなく、これまでの繰り返しでドキドキ感もなく、話の進め方もすぐに読めてしまう。これを世に出す必要があったのだろうか、と思ってしまう。「3」
もう一本の”カリフォルニアダウン”は、大袈裟の題名となってしまったが、”San Andreas”が原題、カリフォルニア州に広がる巨大活断層で確かにいつ巨大地震が起きてもおかしくはないだろう。
それが
ロサンジェルスに広がり、さらにサンフランシスコまで見舞われてしまうというトンデモナイ連鎖型大
地震を描いている。
この映画の中心は、
地震に見舞われたLAX、SFOにいた離婚協議中の妻、再婚相手のビルを訪ねた娘を、LAX消防局のレスキュー隊員の夫が、修理から戻るレスキューヘリを専ら個人的に使用して救出に向かうという、ハラハラどきどきのカタストロフィームービーになっている。
地震や
津波の模様はどうしても3.11を思い起こしてしまう。多分に参考にして作られたものだろう。しかも、これは3Dムービー、残念ながらレンタルは2Dだが、立体的に見たら怖いだろう。
残念なところは、ストーリーが個人的、しかもレスキュー隊員がレスキューヘリで?
断層は内陸に走っており、ビルの25階まで到達する巨大
津波が発生するとはとうてい思えない。
ということで、「
3+」、どちらか見るとすれば、”
ターミネーター”よりはこっちだろう!!!