地震について気になる話題2つ

 一つ目はアメリカ、
 ”米オクラホマ州で人為的な地震が増加”
 
 「米地質調査所(USGS)が、米国中部および東部の最新の地震危険度予測マップを発表した中に、人為的な要因による誘発地震の予測が含められた。」という。
 シェールガスシェールオイル掘削のために水と砂、化学薬品を混合した液体を高圧で地下へ注入する水圧破砕法が盛んに行われるようになり、ガスやオイルの他に大量の地下水も排出され、それを廃水として再び地下に戻すことにより地震が誘発されているというメカニズムだ。
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 アメリカ中央のオクラホマ州地震のよく起きているカリフォルニア州と同じように危険視されてる。
   
 「注入される水の量が増えるほど、ただでさえストレスがかかっている断層の間隙水圧がますます上昇し、通常はしっかりと固く接着している断層面が滑りやすくなって、地震が発生する。」
 と、わずかな刺激が地震を引き起こしてしまうとみられている。

 そこでもう一つ話題になっているのが、昨日の紀伊半島南東沖の地震
  地球深部探査船「ちきゅう」が震源地付近で「南海トラフ地震発生帯掘削」をしていたということだ。
 どのような掘削かというと、海洋研究開発機構のサイトには、
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 このようにプレートの境界にまで掘削を掛けていることが分かる。固い岩盤に穴をあけていくことがプレートバランスにどの程度の影響を及ぼすかは未知、悲観的に見れば人工地震を発生させているようなものかもしれない。
 
 もともと地震発生のキッカケが何なのかは解明されていないように思う。
 岩盤でのクラック発生が水圧の低下をもたらし、常温核融合に導かれて地震が発生するという説もある。
 李下に冠を正さず!!!