この宿泊施設が開業から17年も経っているとは、
那須には何回も来ているが、泊まる場所が予め決まった上での旅行なので、今回のように宿を探してからという一手間が無かったので気づかなかった。
3月の中旬、那須には車で行くべきか、電車で行くべきか迷ったのだが、安全策を取り新幹線にした。
ということはテンゲルに行くには、バス+宿からの送迎となる。
その送迎は、モンゴリアンビレッジのある場所から15分ほど離れた道の駅「友愛の森」から、
まずは新幹線で那須塩原駅まで行き、1時間に1~2本の東野交通のバスに運よく乗ることから始まる。(予定では13:21に到着、13:55のバスだったのだが、幸い13:30のバスがあった!)
そしてバスに乗ること30分、友愛の森で下車、
道の駅だから賑わっていて、ピックアップ時刻15:00まで楽しめるだろうと思ったら全くの想定外、広大な敷地に不可思議な石像が並び、人影はまばら、当然お店にも活気は無い。
幸いにも向かいにラスクのお店があり、早々とお土産を買いつつコーヒーで暖をとることが出来た。
15:00、ブルーの普通の車が迎えにやって来た。そして目的地モンゴリアンビレッジへ、
この入り口の前を車で通り過ぎても、奥にこれほど多くのゲルが並んでいるとは全く気づかない。
平成23年、27年と増床を重ねているようだ。
内部は、
背の低い入り口に頭をぶつけないように室内に入る。
まず目に入るのはオレンジ色の木製家具、丸い室内には4台の木製ベッドが配置されており、
天井を見上げると2本の支柱に何本もの木が寄せ合って屋根を形づくり、真ん中に丸い明り取りがある。
大きな暖房機と加湿器にスィッチを入れ、ついでにTVもオン、冷蔵庫はあるが中身はない。
シーツと枕カバーを自分の寝るベッドにセットして完成。
飲みものが欲しかったので、後ほど電器ポットを借りることにした。ついでにマグカップも借りるべきだったと気づく。
トイレは屋外3ヶ所とフロント棟に1ヶ所、入浴とか食事時に済ませ夜間には行きたくない!
モンゴルの草原に泊まった気分=最低限の設備、満天の星、屋外トイレ、を味わえることになる。
入浴は、男女それぞれに、大き目の内湯、岩風呂、露天風呂がある。これはゲルの質素さにくらべると充実度が高い。もちろん温泉、テンゲルの下から湧いているそうだ。
二つの室内の風呂で身体を温めたら露天風呂へ、晴れていたら満天の星が見られるだろうに、
タオルは先ほどのゲルのテーブルの上にあったものを持参する。
脱衣所にあるのは、体重計とドライヤーだけ、もちろんコップも無い。確か女性は入浴用アメニティを3つ選べるようになっていたと思うが、男性は自分で調達!
このつづきは、また明日!