気付かなかったのだが、監督はジュゼッペ・トルナーレ、”ニュー・シネマ・パラダイス”の監督だった。
天文学者を演じるジェレミー・アイアンズは、自分としては暗い雰囲気で好きではないのだが、仕方ない。
彼EDOが生身で演じるのは、彼女AMYとホテルで別れの挨拶をする場面だけ、後はメールか手紙か、CD・SDカードを再生した動画だけ、それと向き合うAMYの独り舞台だ。
オルガ・キュリレンコの演技が良かった。主演女優賞ものなのだが、
エンリオ・モリコーネの音楽が切ないというのか綺麗な旋律というのか良いと気付くのはエンドクレジット、それまでずっと流れていたのだろうが場面に溶け込んでいたのだろう意識しなかった。
見終わってからの気持ちは、”ニュー・シネマ・パラダイス”を見終わったときに似ているかもしれない。
これは佳作だと思う。面白い作り方でもある。題名が説明的で注目を惹かなかったのか、
EDO役さえ違っていれば満点ものなのだが、「4+」