今朝のTBSラジオで「九州から東北まで同時に桜の満開宣言がされているのは初めて」と云っていた。確かに、4月14日になっても桜の花吹雪が楽しめるというのは珍しいかも、
それなら「21世紀の森と広場」でも桜が楽しめるかと行ってみた。
桜はあるものの、古木ではないのでちょっと寂しいかも、
それよりも新緑の描くグラデーションの方が見応えがある。
生き物の活動はまだこれから、
それでも
シジミチョウの鮮やかなオレンジ、池面に浮かぶ桜の間を泳ぐ常連のカモなどが見られた。
それに、ツバメが飛んでいるのを今年初めて見た。
この公園は良く手入れされていて花壇には色とりどりの花々が植えてあるのだが、やはり自然の花の方が合っている。
フェンスに咲く
アケビ、大木の根に護られるかのように咲くスミレ、
ベンチに腰かけ、陽に当たりながらアイスモナカを食べながら、昨日見た「ある
天文学者の恋文」をなんとなく思い出しながら、ふと目の前の木を見て思いついた。
人は年齢を重ね、60兆個の細胞は日々新陳
代謝を繰り返すものの赤ちゃんのような新鮮さに再び戻ることは出来ない。
一方木々は徐々に大木となり幹は太くなり枝も張るが、特に落葉樹は顕著だが、
若木であれ老木であれ同じ新緑から再スタート出来る。ある意味うらやましい。
木々のさまざまな緑のグラデーションは若さを競っているかのように見える。